『…ボ、ボイコットだったらどうしよう…?』
口にした途端、急に不安になって来た。
確かに皆にとってこのゲームは、なんのメリットにもなら無い。むしろデメリット。
だったら、そんなの最初から出なきゃ良いに決まってる。
だから、もし来なくてもアタシは何も言えない…。
「姫ちゃん…あいつ等は絶対来るから大丈夫。てか、来ないわけ無いだろ?」
そう言って優しく微笑み、アタシの髪クシャクシャにした。
『颯太さん…』
「取り合えず、電話してみよう」
『うん…そうだね!』
まず、本人に確認しなきゃ始まら無いよね!!
天秤にかけられた不安と期待の気持ちが少しだけ期待に傾いた気がした。