決戦の日。
今朝は6時に起きて、気合いを入れるためにシャワーを浴びた。
願掛けしながら、隅々までキレイに洗った。
……ちょっと違うかもしれないけど。
それに、ちゃんと赤色の勝負下着も着けてきた!!
戦に行く準備はバッチリ揃った。
『気合い入れてくぞー!!』
「押忍!!!」
『打倒生徒会!!』
「押忍!!!」
『我等は無敵!!』
「押忍!!!」
『絶対勝つぞー!!「オー!!!!」』
前々から打ち合わせして、リハーサルまでした勝利の掛け声。
気合い十分で、やる気マンマンなアタシと紫苑君。
「姫ちゃん!紫苑!まだ7時なんだから静かにしろよ!!」
「(…眠い…)」
そんなアタシ達に颯太さんの鋭いツッコミと、琉衣の無言の眼差しが降り注がれた。
……ん??紫苑君と、颯太さんと、琉衣。
『ちょっと!!あの2人は!?』
そう言えば、さっきから何か物足りないと思ったら、馬鹿2人の姿が見当たらない。
今更ドタキャンとか無いよね?
それとも…まさかのボイコット!?
『そそそそそ颯太さん!?』
「ど、どうした??ずいぶんと“そ”が多いけど…」
若干引きながらアタシと距離を取るも優しく返してくれた。