「隼人怖〜い」
なんて無言の彼におちょくるように言う。
「怖くて結構〜」
しかし彼はポーカーフェイスを崩さずそれを完璧にスルー。
恐るべし!!
「コホンッ!!えーっと今日呼んだ理由は君達に頼みたい事があるからだ。」
「頼みたい事?」
金髪男がそう言った。
「その頼み事なんだけど…そこにいる姫菜ちゃんの護衛をやって欲しいんだ!!!」
学園長が5人をそれぞれ見ながら言った。
“狼の群れに女の子1人だと馬鹿な狼に喰われちゃうだろ?”と付け足して。
『……へっ??』
アタシの口からは何とも間抜けな声が出た。
「「「「「……はっ?」」」」」
同じく5人の口からも間抜けな声が出た。
さっきまで寝てたであろう人も一緒になって間抜け面をさらしてる。
ってか護衛って何!?
私があなたを一生守り抜きます。って言うやつ!?
あ…それ執事だ。
お母さーん!!護衛って何ですかー!!てか、何でこんな事になってるのかなー?
てか、恨みますよ!?本当に!!