…俺の仕事はそういう仕事だ。


いかに女をその気にさせ、落とすか…。


落ちた女は店に通い詰め、惜しまず金を出す…。高級ボトルに高級品のプレゼント…。
何とか自分に気をひこうとする。


…だが俺達は、貰えるものは全てもらっても、愛は与えない…。


そんな感情、この仕事には邪魔になるだけだ。



…いつもなら、どれだけでも甘い言葉を客に囁き酔わせる事ができるのに…。


…今日は…。