「ちょっ…!どこまで行くの!?」


走り続けてもう限界…



私の言葉にようやく男は止まった。


そこはビルとはだいぶ離れた公園…。


私はその場にしゃがみこんだ。


走りつづけたせいで、息が上がってる。


苦しい…。



しばらくそのまま動けなかった。




ようやく落ち着いてきた私は口を開いた。


「何なの?あんた誰!?邪魔しないでよ!!」


私は男を睨み付けた。



金髪、スーツ。


いかにも軽そうな奴だ。