私は、そのまま、翔のアパートで暮らし出した。


仕事は辞めた。


由佳と一緒の職場なんて、続けられない…。耐えられるわけなかった。




とりあえず、アパートの近くのカフェでアルバイトを始めた。






「じゃあ、行ってくるな。」


「うん。行ってらっしゃい。」



夕方。翔はいつものように仕事に向かう。



翔の仕事は、ホスト。



帰ってくるのはいつも朝だ。


私とは真逆な生活…。



そんな生活が、半年くらい続いていた。





その頃には、私と翔は、お互いに惹かれ合うようになっていた。