「…っ!見たのッ!?」 私は怒りをあらわにして叫んだ 「見てねーよ」 江藤はムッとした様子で言った 確かに封は開けられていなかった 「返して」 私が言うと江藤は 「ん!」 笑って手紙を差し出した そして――― 手がふれた―