……しょうがない。
人生のうちの1週間って考えれば……短いものかもしれないしっ!!
実際はぜんぜん短くないけどっっ!!!
「……で?何すればいいワケ?」
「お。やーっと言う事聞く気になったのか♪」
そう言って藤沢はニヤニヤしながら私に近づいてきた。
……めっちゃどSなオーラをだしながら。
「………じゃあ、最初の命令。」
雑用程度の話ならなんだってこいっっ!!
Hなこととか言われたら殴ってやるっっ!!!
……無論、周りにわからないように。
「今日の放課後、理科室に来い。」
……は?
「もちろん、一人でな。」
「……はぁ。」
……なんだ。ほんとに雑用っぽいじゃん。
ホッとしたー。
……のも束の間。
藤沢は、私の顎をクイッと自分の方に向けた。
「何?今すぐの命令じゃなくて寂しいとか??」
イラッ………
「んなわけないだろーーーーッ!!」
その瞬間、(教室のも合わせて)本日3度目のある音が鳴り響いたのであった。