「和葉っ!!あんたどこ行ってたの!?」
「アヤたち、すっごく心配したんだよ!和葉!」
ずいっ!と二人が私に詰め寄る。
「あ……ごめん……」
アヤが涙目だ。
本当に心配してくれてたんだってことが、すごく伝わってくる。
私は、アヤの頭をポンポンと撫でた。
こんなに心配してくれるなんて………
ちょっとジーン、とくる。
「何があったのか、話しなさいっっ!!藤沢先生と絶っ対何かあったでしょ!!」
ちょっと怒った感じの蘭。
二人とも……心配してくれたんだから、話したほうがいいのかな……。
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「じゃあ、オレの命令……聞ける?」
「……できる限りでなら。」
そう答えた私に、藤沢は、ニヤリと悪魔みたいな笑みを浮かべた。
ぶっちゃけ、コイツの命令聞くなんてゴメンだけど。
クラスの人らにデタラメ写メを見せられるくらいなら……こっちのがマシだ。
本当に変な命令されたら、理事長に訴えてやるんだから!!
「じゃあ………」