それからのあたしたちは
それまで以上にずっと
一緒にいたと思う。
周りも呆れるくらいに。

優介といると、素の自分
でいられた。
いつもあたしの我が儘を
「はいはい。」
と言いながら聞いてくれた。


優介の名前には「優」
って字が入ってるけど、
本当にその名のとおり
優しい人だと思う。


優介とばいばいする時、
いつも別れ際に必ず
「また明日な。」
と言ってくれていた。
あたしはその言葉が
大好きだった。

「ばいばい。」

ぢゃなくて、また会える
という約束の言葉。