そこまで思って、ふとあること
を思い出した。


「そうだ!!
あたし、りくに聞きたい
ことがあるの!!」

そう言うと、今度はりくが
驚いた顔をした。


『聞きたいことって?』

あたしは意を決して聞いた。

「友達に聞いたの、あなた
のことを…。」


そこまで言った時、りくの
表情が強張るのを見た。