授業の内容なんて、ちっとも 頭に入ってこない。 りくって人がこの学校のどこ にもいないなら、屋上で会った あの人は誰…? 偽名? それとも、存在しない人? ちっとも分からない… 一体、なんなのか。 とにかく、もう一度あの人に 会わなければ。 そう思ったら、教室を飛び出して あの場所へと走っていた。