真剣に考えていると、突然
頭をクシャクシャとされた。

「!!??」

『ってことで、もう戻るな。
またなっ、舞♪』

にかっと笑って、りくは
屋上から消えた。
まるで風のような人だと
思った。


それが、あたしとりくの
初めての出会いだった。