担任の話をボーっと 聞きながら、さっき 見た夢を思い出して いた。 久々に優介の夢を見た。 懐かしい優介の顔…。 決して忘れることはない。 机の落書きをもう一度見る。 これは、優介が書いたもの。 あれから退院したあたしは、 しばらくショックで学校 に行けなかった。 毎日のように、葵やクラス の子たちが家まで来て くれたり、メールや電話を してくれたけど、それでも ダメだった。