「舞~!遅いよ、もぉ。」
「ごめーんっ!」

また寝坊だ。
これがあたしの日常。
あたしの名前は浜田舞。
イマイチぱっとしない
普通の高校1年生。

「舞はいっつもさぁ!」
隣でギャアギャア説教
してるのがあたしの親友
の高橋葵。
葵とは小学校からの付き
合いで何でも話せる仲。
ちなみに同じクラス。

「わかったってばぁ。
葵、いっつも説教ばっか
だと老けるよ?」
あたしの余計な一言で、
さらに葵を怒らせる。
「なぁっ!!舞っ!?」
こんなやり取りが何気に
楽しかったりするんだ♪


ホームでしばらく言い
合っていたら、すぐに
電車が来た。
相変わらず、すごい人。
人の多さにうんざり
しながら2人で電車に
乗り込んで学校に
向かった。