向こうから歩いて来た女の子……詩織?
詩織なの?
髪、染めたんだ?
鼻が光ってる!それってピアス?
痩せた?
目がうつろ?焦点が合っていない。
「詩織……」
「何の用よ?」
第一声の言葉に…私はあまりにもびっくりして、息を飲んだ。
可愛いかった詩織、甘えただった詩織、淋しがり屋だった詩織、恐がりだった詩織……誰が…誰が……詩織をこんな風に変えたの?
犯人よ~出て来い~
犯人はお前だ!
お前だ!
お前だ!
と訴えているように、詩織は私を上目遣いで睨んできた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…