アスタさんが
ため息をついたので
メメ魔女さんもつられて
ため息をつきました。


なによなによ、
何でそんなに不満そうなのよ。

メメ魔女さんは少し
イライラしました。


よくみると台に乗った
沢山のパンの一つが
黒く焦げてしまっていました。

アスタさんはそれを
悲しそうな顔で手に取ると、
ごめんな
と謝りました。


メメ魔女さんは
更にイライラしました。


何で、何で謝るのよ。
たかがパン一個位で
情けないわ。
そんなもの捨ててしまえば
良いんだわっ。


いつまでたっても
パンを離さないアスタさんに
ぷんぷんぷんぷん
ご機嫌斜めの
メメ魔女さん。


スクリーンに杖を振りかざしながらこういうのです。