7。
魔女さんに名前は
本当は無いのです。
だれも与えてくれる人が
居ないのですから、
番号で呼ばれるのです。

この魔女さんは
小さな小さな国の7番目の
魔女でした。

7、ナナ。
魔女さんは自分の無い名前を
覚え立ての字で書きました。

すると
誰かがこれをみて、
言いました。


メメ。


あら、良いわ、それ。
魔女さんは大喜びです。


だから、メメ魔女さん。