「うん、違うよ」





嘘をついた。


こんな嘘ばれるかもしれないけど、先生には知られたくなかった。



だって、初めてとかだとめんどくさいとか思うでしょ?



あたしはずっと先生に触れていてほしいから、嘘をついた。



そして、どうか初めてだと見抜かないでと思いながら瞳を閉じた。