「小田切がひとりで責任をとったのは汐莉のせいじゃなくて、汐莉のためだろ」





あたしはこの先どうすればいいかわからず、ナツに話を聞いてもらっていた。



いつもナツになら何でも話せてしまう。





「だから、お前は意地でも卒業しろ。そうじゃないと、一生、小田切に顔向けできないぞ」


「うん……」