電話をかけようかとも思ったが、声を聞けば我慢ができなくなる。



今は卒業の日を待つしかできない。



それまでに汐莉が俺に罪悪感を感じなくてすむように働き口を見つけることにした。



俺が学校をやめた翌日に汐莉から電話がかかってきたが、俺はでなかった。



一月だけ、待っていてほしい…。


そう心の中で呟いて電話の電源をおとした。