最初、汐莉が俺を好きだと言ったときは嘘だと思った。



お前はあの男が好きだと思っていたし。



でも、汐莉の目を見てわかったんだ。



お前も俺が好きだと。



それなら余計に俺はお前を守らねぇといけないな。




汐莉が校長室を出ていったあと、俺はもう覚悟を決めていた。