学校が終わって制服のままの光樹があたしの部屋の前に立っていた。

「生きてて悪かったね!!」

相変わらず可愛くない返事しかできないあたし。キッと睨み付け、ドアをおもいっきり閉めようとしたら、光樹に阻止されてしまった。

「ちゃんと水分とってる?」


真剣な顔で首を少し傾げた。その動きに合わせて茶色っぽい髪がふわりと揺れる。