「ちょっと寝るか」 お母さんに持ってきて貰った薬を飲み、ちょっと眠るつもりで目を閉じた。 疲れてたのか目をつぶってからの記憶がまったくない。 「んーー」 目が覚めたら外は夕焼け。時間は五時を指していた。 「うっわっ。かなり寝ちゃった」 ガバッと布団から降りてうーんと手をのばした。部屋の中をぐるりと見回してからケータイを開いた。 着信とメールが一件づつ。