あたしの視線の先には…真剣な顔を光樹だった。 掴まれた腕はジンジン熱くなり、頭がくらくらしてきた。 なんか…変。 くらくらする…。 「なんかお前…」 じっと顔を見つめてきた。 「なにっ…」 自分でも分かる。震えてる声。 もしかして…もしかして…泣いてたのとかバレちゃった?