「はぁ……」



俺は溜め息をついた。



今頃、田原も……
こんな感じで
告白してんのかなぁ?


そんで上手く

想いが通じて

付き合ってたりするのかな?




考えるだけで

胸が苦しくて仕方ない。





俺は何分かして
屋上を後にした。




もう学校には

生徒の姿はなくて


しーんと静まり返っている。




もぅ……

田原も帰ったかな……




内心ちょっと安心して
靴を履き替えた。