「でも、彼女いるの?って聞かれたけど」


あたしはバッとりょーちゃんの顔を見た。


「な、なんて言ったの・・・?」

あたしは冷や汗をかきながら目を見開いて聞いてみた。



「……大切な人はいるよって言った」


少し俯いて、頬を赤くしたりょーちゃん。

その表情が愛おしくてたまらなかった。