ある事を思いついた、3時間後――。


「清先輩!」

仕事帰り、また病院へ行った。


ちょうど受付の所にいた、先輩を見つけて、呼び止めた。


「あれ、木崎。どうしたの?」

先輩、びっくりしてるみたい。



「あの、足長さん……カン・ジュヨンさんって…………」


どんな人だった?
優しい感じ?
それとも、冷たい感じ?



――――声は?



私が口を開きかけた時だった。



「キャ――――ッ!!」

「ウソ……」



突然、病院内がザワザワし始めた。