「(君にぴったりの名前だね)」


って、言ってくれて。



かあっ……。
顔が熱くなった。



「(赤くなってる)」


私の顔を覗き込むジュヨンさん。


「!」


その距離の近さに、さらに顔が熱くなるのを感じた。



カシャ――。



この時、何か変な音がしたけど、別に気にはしなかった。



それが、あんな騒ぎになるなんて――――。