でも卒業式の日、座る席が亜希くんが前だったの。
山瀬 亜希くんだから私は吉田 彩。
名簿が近くてラッキー!!
友達情報によると亜希くんの行く高校は私と一緒!!
ふふふふ・・・
亜希くんに喋りかけるぞぉ―――!!!
高校1年の時 同じクラスになった。
皆 絵ばっかりの亜希くんしか見てないから私が彼に近づいた。
「何、描いてるの?」
「ぇ、もえらんの萌子。」
絵をみると可愛い女の子が描かれている。
「それ、アニメ?どんなの?」
こういう風に段々話しかける回数を増やしていった。
そして
「俺と付き合って下さい!」
「いいよ。」
すっごい上から目線で答えてしまったけど本当は亜希くんからの告白は とても嬉しかった。
そして
高校2年の時。
私は死んだ。
そして亜希が苦しんでるのを見て悪魔が私に話しかけた。
「会いたいのか?ヤツに。」
「えぇ、亜希泣いてるもん・・・」
「会わせてやろう。でも醜い姿になるぞ?」
「・・・うん。それでもいい。」
私は悪魔の願いを聞き入れた。
そして亜希に会いに行ったら否定された。
凄く 悲しかったけど亜希が後悔して 泣いてるのを見て心が痛くなった。
「大丈夫だよ。亜希。」
話しかけても 亜希は気づかない。
ますます私の思いはつのり 成仏できなくなった。
そんな 時 美嘉を見つけた。
美嘉に頼んで体に入れてもらい亜希と話した。
久々に話せて嬉しかった。
ありがとう 亜希。
大好きだよ。
だから 他の人と幸せになって。
私の人生に悔いはなかった。
本当に嬉しかった。
世界で一番愛してる心優しい私の恋人。
ずっと 私の心の中で生きて―・・・。

終わり