だっていお君が、キスを交わしたから。


ファンにとっては一大事。



目の前で、大好きな人が他の女の人とキスをしている。




―堪えられなかった。




私は走ってその場を飛び出した。


そして、階段を駆け上がり屋上へ向かう。



屋上につく頃には、顔は涙でぐしゃぐしゃだった。