「美優ー?終わった?」



「…っ!今行きます!」



私は走って奏先輩の下へと駆け寄った。



私服の奏先輩は、とってもかっこよくて街を歩けば女性がみんな、振り返るぐらい。


そんな先輩の隣で歩いている私…



あまりにも不釣合いすぎるよね?




私は自分が少し、惨めに思えた。


歩みを遅めて、背後霊のようについていった。