振り向くとそこには…


「いお…君」



怖い顔をして、おじさんにガンを飛ばしているいお君。


いつもと違う雰囲気をまとっている…



「その手を離せ」


「え?聞こえないなぁ」


「離せって言っとるのが聞こえへんのか!!」



こんなに怖いいお君は初めてで、


私も怖かった。



おじさんはその声で冷静さを失い、私の手を離し逃げるように去っていった。