室内のはずなのに、足元に雫が落ちた―



わかってる。


わかってる。



言い聞かせてるのに、頭じゃ受け止めきれない。


それほど、辛くて苦しい現実を突き立てられたんだ。



"イオクンニキラワレタ"



頭の中でぐるぐると回る、いお君の笑顔。


もう、あの笑顔をそばで見れないの?


近くに行くことが許されないの?