「いお…君」


「美優…」



久々に聞いた彼の声。


とても嬉しかった。



「いお君も遅刻?」


「あぁ…」



会話は虚しく続かない。


会話を続けたいがために、私はとんでもないことを口にした。



「いお君、私のこと…どう思ってる?」