「千葉!」


「あ、佐賀に美優!」



"美優"って呼んだことに俺がイラッとしたのは、言うまでもない。


俺の事などお構いなしって感じで話し始めた二人。



そんな二人を見て、俺は羨ましくなった。

彼氏は俺のハズなのに、千葉といる美優の方がキラキラして見える。



俺はふらっとその場から消えた…



―いつの間にか、

辺りは暗闇に包まれていた。



俺はギギイッ...


と軋む家のベッドで寝転んでいた。