「あ、寛人だ」

駅に着くと寛人がいた

寛人(ヒロト)はあたしの親戚で近くの工業高校に通ってる1年生

はっきり言ってすっごく馬鹿だけどバスケだけはうまい



「知り合い−?」

美帆が聞いてきた

「ん−まぁ遠い親戚かな」

「そうなんだぁ」

寛人はやっぱりバスケ部かなぁ…

あたし何部に入ろうかな



"野球部のマネージャー"

憧れだったけど男目当てだろうって親に猛反対されたし…

そんなんじゃないのに。