…テレビはどこもクリスマス。
何が楽しいのかな?
なんでみんなクリスマスってだけでうかれるんだろう…
そういや俺もうかれてたな…
香恋のためにクリスマスケーキのデザイン…考えてたっけ。
あのこは…百合はどんなクリスマスをすごすのかな?誰とすごすのかな?
俺のケーキ、もう一度食べてほしいな。
きっとクリスマスもあそこにいるよね?
俺は涙をぬぐって、
紙を取り出しクリスマスケーキのデザインを考えはじめた。
百合に食べてほしくて、
もう一度あの表情が見たくて、俺は
俺はできる限りの力でうまいケーキを考えた。
ラビ「チョコケーキはこの前作ったし…ショートケーキじゃ地味だし…クリスマスだし少し豪華なやつがいいかな…」
考えてたら朝が来るのもあっとゆうまだった。
ラビ「あ゙ー!!どうしよう…きまらねぇ!!こんなときに限って…(泣)」
今日はいよいよイブなのに、イメージが浮かばなくて…
気分転換にまたテレビをつけた。
クリスマスケーキをちょうど紹介していた。
…?
オレンジ?オレンジ…。
ラビ「フルーツ!フルーツケーキ!フルーツケーキにしよう!!」
俺は財布を持ってスーパーへかけだした。
ラビ「えっと…苺、オレンジ、キウイとラズベリーそれからブルーベリー…」
もちろん普通のスーパーにこんなにフルーツが勢揃いしてるわけない。
俺は親がケーキ屋をやっているかっくんのとこに電話をした。
ラビ(かっくん!?お前の家のフルーツわけてくんねぇ!?)
かっくん(んー?わけてもいいけど〜?)
ラビ(じゃぁ今すぐ家行くから!ラズベリーとブルーベリーとキウイとオレンジとマスカットもって待ってて!!)
かっくん(わかった〜まって…)ブチ。
俺は会話が終わる前に切って、かっくんの家に向かった。