荷物を持ち僕に背を向けて車に向かおうとする


僕はその腕を掴んだ


「え?」
と言う悠をそのまま引っ張り抱きしめた

「毎日、毎日連絡して」

そう呟くと

「うん」

と素直に返してくれた言葉
嘘だとしても良い
忘れたとしても良い

今は返してもらえただけで良かった