アイドル★マネジャーの恋模様♥

美紅SIDE

「お前・・・何してくれてんの?」
「すっすみません!」
今、私の前にはおしゃれな帽子におしゃれなサングラス。おしゃれな服を着た身長180cmはあると思われるかっこいい男の子がいます。。。男の子の後ろには真っ黒な髪によく似合う黒縁めがねをかけた、またまた身長の高い男の子とマロン色の髪にキャップを深くかぶり、ブリティシュスタイルの低身長な男の子が「あぁ~あ」というような顔で立っている。
何で私が街中で謝っているのかというと・・・30分前に溯ります。


「んっ・・・ふわぁ~」
私は眠い目を必死に開けながら起きました。今日は土曜日。遅くまで寝ていたいけどお母さん達が旅行に出かけているので家事を私1人でやらなくちゃいけないんです。。。私は服を着替えて午前中の間にある程度家事をすませちゃいました★
「天気も良いし出かけよっかな?」
私は家を出て街をブラブラ。
「あっ!」
ぶらぶらしていると私、お気に入りのカフェがいれたてのコーヒーを配ってる!これわ貰わないと!!
「どうぞ」
「ありがとうございます」
やったー★あったかそー。私は前も見ずにコーヒーをフゥーフゥーしていました。
ドンッ
「きゃっ」 
「あちぃー」
「えっ?」
私は上を見上げるとイケメンさんの少し歪んだ顔がドアップ!!!!!!何が起きているのか分からなかった私は彼の服についた茶色い染みをみて全てを理解した。この染み、私がつけちゃったんだ!
「お前・・・何してくれてんの?」
「すっすみません!」
そして今に至る。
「謝ってすむと思ってんの?」
「えっ・・・でも、どうすれば・・・」
おどおどしていると、後ろにいたマロン色の髪の子が私と彼の間に入ってきた。
「まっ、まぁまぁ。泉そんなきれんないの!わざとやったみたいじゃないし、かわいいしー♥」
「うっせー!立夏はだまってろ」
彼の名前は『泉(いずみ)』。マロン色の髪の子が『立夏(りっか)』らしい。
「うわっ、泉はひどいなー。そんなこと言うんだー。奏も何か言ってよー」
黒髪の子は『奏(そう)』らしい。ん?この人達の名前どっかで聞いたことあるようなぁ
「まぁー、とにかく街中でさわぐな。あと・・・」
奏くんは話ながら横目で私をみてきた。めがねの間から見えた目はとっても綺麗だった。
「君はコイツを怒らせちゃったからなぁ~・・・!!今からちょっと空いてる?」
「はっはい!」
急に大きな声をだしたからビックリして私も声が大きくなってしまった。
そのまま、私は不機嫌な泉くんの前。ニコニコの奏くんの後ろ。楽しそうに話しかけてくる立夏くんの横をイケメン3人に、はさまれながら歩いている。。。
「ねぇねぇ~名前、何てゆーの?俺は立夏♥」 
「えっ、あっ、美紅です。」
「かわいい名前だね♥奏~美紅チャンってゆーんだって」
「へぇー。僕は奏。よろしくね」
「はっ、はい」
あまり男の子と面識がないから緊張してしまう。
「ほ~ら。泉も!」
「・・・」
「ごめんね。美紅チャン。 泉が無・愛・想でっ!!」
今のは泉くんに向けていったのだろう。
「あいつは泉ってゆーんだ。あっ!着いた、着いた!」
「えっ、ココって・・・」
私が連れてこられた場所はなんと、人気アイドルを次々とデビューさせている『COLOR芸能事務所の前だった。。。
「まぁ~、とにかく中に入って。」
奏くんに、そう言われて私は緊張しつつ中に足を踏みいれた。
「!!!!」
中に入ってビックリ。言葉では上手く言い表せない程の光景だった。一言で言うなら『豪華』。いや、『超豪華』!!!!!!!!!!!!!!!
私達は事務所の裏口から入ったんだと思う。でも、そこは「ここは正面入り口!」と言われているような光景だった。
入ってすぐに大きなホール?その左右には大きな階段が二つ。二階に上がるといくつもの部屋。きっと今、私はバカな顔をしていると思う。。。
「美紅チャン?どうかした??」
「えっ!何でもないよ」
急に声をかけられてびっくりした。
「美紅チャンって面白いネ♥。ほら行くよ。2人ともいなくなっちゃたヨ。」
「えっ?どこ行くの?」
「ん?内緒★」
立夏くんはいじわるな笑顔を見せると私の手を握って歩き出した・・・。ん!!ちょっとまって、手つないでるーーーーーーーーーーーーーーー!!!男の子と手を繫いだことないわけじゃないけど・・・あれは幼稚園のころだし・・・・。私がそんなことを考えているうちに目的地についたらしく繫いでいた手は離された。ドアの壁を見ると『社長室』とかかれたゴールドのプレートがかけられていた。ん?私はふと頭によぎったことを立夏くんに、たずねてみた。
「ねぇー、もしかして・・・この部屋に入るの?」
「そーだよ★」
「もしかして・・・COLOR事務所の社長さんに会うの?」
「そーだよ★」
「えーーーーーーーーーー!むっ無理!!私、帰る!」
「えー、それはこっちも無理★」
そんな笑顔でいわないでー!
「とにかく、入って!」
ガチャ。
「しゃちょー!みんなー!連れてきたよ★」

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