テンションの下がった私は自分の席に座り、顔を伏せた。




――別に泣いてるわけじゃないけど・・・・・・・。




「加菜、大丈夫?」




朝のHRが終わり、テンションが下がった私に気付いたのか、
心配そうな声で話かけてきたサエ。





「かろうじて大丈夫」




「昨日さ、サエ彰くんとメールしたの」