てゆうか‥優香と同じクラスになれたかな?
――優香とは中学からの親友で、この高校には同じ中学から来た人は優香しかいない。
だから優香と同じクラスになっていてほしいんだけど‥
とりあえず目立たないように静かに教室のドアを開ける私。
教室中には、知らない子達がてんでんばらばらに立っている
私は黒板に書かれてある自分の座席を探していた。
すると誰かにポンッと肩を叩かれ、振り向くと―――
「‥‥優香ぁ!」
「純!同じクラスになれたね!」
そこには笑顔の優香がいた。
私は嬉しくて優香に抱き着く。
優香も「純~っ」と言って私に抱き着いてきた。
「優香と同じクラスでよかったぁー!」
「私もだよー!‥‥ってか、純なんで入学式出なかったの!?」
バッと体を離し、問い掛けてきた優香。
「あ‥寝坊しちゃったんだよね‥」
苦笑いをしながらそう答えた。
「寝坊!?‥純ったら、時間にルーズな所はまだ治ってないんだねー。」
はい‥ごもっともです。