「まぁ二人とも、とりあえず席に着け。」

「「はぁ~い」」

「んで、私の席聞いてないんですけど・・・」

「おぉ。言うのわすれてたな!アハハ!」

忘れないでよ。まったく・・・こういう教師ばっかだからこの学校はすごいことになてるのかい?うん。絶対そうだ・・・

「あそこだあそこ!」

「あそこじゃわからないです」

「冗談だよ~。相変わらずだなおい!一ノ瀬の隣!一番後ろの窓側から2番目!」

よかったぁ~。前だったらどうしようかとおもったぁ。寝るところにしてはbestposition!


「あ。ユリ!お前自己紹介してねぇな!その場でたってしろよ!アハハハハハハハ!」

面倒だなぁ・・・

「城ケ崎 ユリです。よろしくお願いします。」

そういって私は座った。

「ユリさぁ~もっと気軽な挨拶できないの?」

シュン。ここでそんな気軽な挨拶したら殺される!カラフルな頭の動物たちにガンみされてるんだよ?特にすごいのがパンダ!メスパンダ様たちがこちらを睨みつけてるの!

「あ~あ。転校生女子??つまんなくない?何シュンと仲良くしてるんだしぃ~!」

それ・・・ヒソヒソ言ってるつもりかも知れないけど・・・
聞こえてるよ?!パンダは馬鹿だからしょうがないのかい?

っていうかこの隣の人!せっかく自己紹介したんだから聞いといてくれてもいいじゃん!
なんで寝てるのよ!
とか思っていたら

「おい。」

起きてんのかい!

「ちっ。おい。」

誰に向かって言ってんだよ!私じゃないのか私なのか分からないじゃん。
と思いつつ隣を見ると・・・
超不機嫌な顔をして此方を向いている・・・