はぁ~
転校初日から倒れるなんて・・・
最悪・・・


ガラッ
「おい、シュン~!お前またサボりかよ~・・・てえぇ?!も・・・もしかして・・・ユリちゃん?!」

ん?誰?この人?
ってか!私の噂どこまで広がってんの?!プライベートってものが・・・

「「ぶっっ」」

何で笑うんだい?なぜだい?

「いや~、プライベートじゃなくてプライバシーだよ?」

あ!そうだった!恥ずかしいなー
って!この人もエスパーかい!そうなんだね!

「エスパーではないからっっ!」

「だから~ユリは声にでてるって!まじうける!あひゃひゃひゃ!」

シュン!そこはスルーしろ!いや、してください!

「あ!そうそう。俺は岩崎優也(以降マサヤ)。よろしくね、ユリちゃん。」

「よろしく!ってゆうか、シュンはいつから私のこと呼び捨てに?!」

「ん?今さっき!そういうユリだって俺のこと呼び捨てにしてるじゃん!」

まぁそうだけどさ・・・

「思った以上に面白いコだね!ユリちゃんは。」

そうでもないと私は思うんだけどなぁ・・・

ガラガラ~

「ほーれ皆さんここで溜まってないで直ったなら教室行く!」

この人が多分保健の先生だろうな。白衣着てるし。

「えぇ~きれいなミユ先生~もうすこし~」

「はぁ~い。お世辞は結構だからねぇ~。シュ・ン・く・ん!ほれほれ行った行った!」

「ちぇ~いこ!ユリ!」

「そろそろ戻ろうか。ユリちゃん。」

「うん。ベッド貸してくれて有り難うございました!先生。私は先生はすっごく綺麗な方だと思いますよ!」

本当のことだしね。

「あら!本当?!もう、ユリちゃんまで!」

ただその言葉遣いはおばさんくさいですよ。
とは言えない。行ったら呪い殺されそう・・・

「プ」

?また声に出していってしまったのかなぁ私。

「それ、顔だけにしてね?声に出さないでね。」

小さい声でマサヤは教えてくれた。
よかったぁ~
って
声に出てなくても2人はわかるんじゃん!

「じゃぁね~ミユ先生~」
「「失礼します。」」

「はいはい。授業でなさいよ。」

こうして保健室をでた。

っていうか!クラス何組か知らないし!