気がつくとアタシは声を上げていた。



でも……。

追いかけなかった。
追いかけられなかった…


傷つけてしまったのはアタシだから……



アタシは落ち込んだ。

どうしてあの時ちゃんと言えなかったんだろう…

どうして『嬉しいよ』の一言が言えなかったんだろう……



アタシは自分を責めた。
責めて責めて責めまくった…


でも、そんな事したって現実は変わらない。

いくら悔やんだって自分責めたって行動しない限り何も変わらない……



今では簡単に解決できる事だけど、まだ1年生の私にはわるはずもなかった。



そんな時、瑞希がアタシの給食を持って来てくれた。