……でもやっぱり優くんに謝ろう。


だって瑞希と話すきっかけをくれた。

例え私の事嫌いでも、嫌な思いをさせてしまった事に代わりはないんだから…


そう決心した瞬間。




――ガラガラガラッ


『栞ちゃん?いる…?』




―――…優くんだ!




どうしよう…どうしたら…いいの…?



私は決心したのも忘れるくらい慌てて、寝たフリをしてしまった。