◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


『ねぇ、栞ちゃん?実は瑞希…あなたの給食に毒を…「ちっがーう」


『え〜?じゃあ…そうだ!実は瑞希…人間じゃないの…とか?(笑)』


「はぁ…。瑞希…アンタ楽しんでるでしょっ」


『えへへっばれちゃった?』


「瑞希のばかっ!人の不幸を嘲笑ってるでしょ?しかも相当前の事ぢゃんか〜!!」


『あはは…ごめんごめん…ははっ…』


「…もうっ」




現在私は瑞希家に泊りに来ている。


そしてここは瑞希の部屋。


…ではなくリビング。

しかも瑞希の両親やお姉ちゃんまで一緒になってアタシをからかってくる…



…まったく困った家族だ。



瑞希とは小学生の頃からお泊まりをしているので、こんなにくつろげるわけで

その上、桃山家の人は皆アタシを実の娘のように可愛がってくれる。


瑞希は父,母,姉の4人家族間はとても仲が良く、特に姉である梨花(リカ)ちゃんとはしょっちゅう出掛けているらしい。



『ほらほら…あ…あんまりいじめちゃ可愛そうでしょ?…くすくす…』


梨花ちゃんが助けてくれようとするも、自分で墓穴掘る始末……


『……ぷっ…あははっ…栞ちゃんごめんね…ははっ…』



…あぁ
誰か助けて。