全身がそう叫んだ。



_なんで?なんで?なんでそんなこと言うの?



少し取り乱してしまう。



でも、もうこの感情は止められない。



好きって……
逢いたいって……



言ったよね……!?



なのにどうしてそうなるワケ?



_俺…………



次の言葉を聞き逃さないよう、
全身が受話器に集中する。



_リサに嘘ついてる。



えっ…!?嘘…!?



一気に血の気が引いていく気がした。



悪い方向へ思考が巡っていく。