でもあなたは、いとも簡単に私の気持ちを奪っていく。



夜の電話。



_リサ?約束守ってる?



_えっ…!?約束…!?



_うん。誰とも付き合ってない?



あぁ、そのことか。



_うん。今のところはね~。



携帯のバッテリーが切れそうな勢いだったから、充電器を探しながら軽く返事した。



ヤバイ!
ピーピー警告音が鳴りだした。



急いで充電器に差した途端、私の耳に入ってきた言葉。



_俺ら、付き合おうか?



一瞬、時が止まった気がした。



今…なんて…!?