「じゃ、今日はここで」
「はい。ありがとうございました」
私は車から降りて、店長に向けてお辞儀をした。
「2人だけの時くらい、敬語じゃなくていいんだからな?雄太って呼べよ」
店長…いや、雄太…が、車越しにいってきた。
「はい…あ、うん。わかった」
「よろしい」
雄太は、私にニコっと微笑みかけ、『じゃあ、明日な』と手を振ってから、車を走らせた。
…夢みたい。
私は道路にへなへな~と座り込んでしまった。